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ベルリン日独センター

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ベルリン日独センター(ベルリンにちどくセンター、ドイツ語:Japanisch-Deutsches Zentrum Berlin、英語:Japanese-German Center Berlin、略称:JDZB)は、日本・ドイツ両国政府の共同出資によって運営される、日独間の学術・文化をはじめとする幅広い知的交流および異文化間交流の促進を目指す財団である。概要「学術および文化の分野ならびに同分野で経済生活と関連する分野における日独間および国際的な協力を支援し深める」ために会議系事業を中心に文化事業、人的交流事業等多彩な事業を日本およびドイツで実施。事業活動にはアジア太平洋圏全体およびヨーロッパ諸国をも取り込み、国際社会における日独の立場や国際問題に関する日独共同事業のあり方等も取り上げている。経常予算は日独間で公的資金で折半分担し、運営機関も日独同数で構成する二国間機関で、国際的にみても類似の機関は存在しない。沿革1983年(昭和58年)開催の第9回先進国首脳会議(ウィリアムズバーク・サミット)の際に中曽根康弘総理大臣とヘルムート・コールドイツ連邦共和国首相が将来へ向けて日独交流を促進・強化することで合意し、ベルリン日独センターが設立された。その際、戦後廃墟のまま残っていた旧日本大使館の建物を修復再利用して活動の拠点とした。その後、東西ドイツが統一してベルリンが統一ドイツの首都に定められ、日本国大使館もボンからベルリンに移転するのに伴い同建物を引き払い、ベルリン自由大学に近接する現在の場所に移転した。 1985年(昭和60年):財団法人ベルリン日独センター設立、仮事務所で事業開始 1986年(昭和61年):旧日本国大使館建物修復再建工事着工 1987年(昭和62年):同建物事務管理棟竣工 1988年(昭和63年):同建物本館竣工 1990年(平成2年):東西ドイツ統一 1997年(平成9年):新事務所増改築工事着工 1998年(平成10年):新事務所へ移転事業会議系事業毎年20件前後の会議系事業(シンポジウム、ワークショップ、講演会、他)を実施。テーマは社会科学、人文科学、自然科学を問わず日独両国の時局的懸案事項を中心に取り上げる。内容に応じて学者、研究者、政治家、実業家、文化人、ジャーナリスト、学生等が参加。開催地は主にベルリンだが、ベルリン以外のドイツの都市やヨーロッパの都市、また日本でも東京およびその他の都市で実施している。講演会では歴代の駐独日本国大使をはじめ、海部俊樹(1990年)、黒川紀章(1999年、2005年)、池澤夏樹(2002年)、麻生太郎(2009年)、野依良治(2010年)等が講演している。その他にもヨシュカ・フィッシャー独外相と日独の大学生(2001年)、大江健三郎と多和田葉子(2001年)、多和田葉子と伊藤比呂美(2009年)等の討論会や対談会も実施。江崎玲於奈もベルリン日独センターで開催された日独シンポジウムに参加している(2000年)。

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