AroundMaps Logo
Search
Add Listing

About 中山神社

甘楽郡一の宮貫前(ぬきさき)神社の分社、天御中主命と、経津主命を祀る

Tags

Description

 中山神社は旧中里村大字魚尾七一九番地にあり、甘楽郡一の宮貫前(ぬきさき)神社の分社である。本殿は二間社流造りで、向かって右は中山神社で天御中主命(あめのみなかぬしのみこと)を、左は抜鉾神社(一の宮貫前神社のこと)で経津主命(ふつぬしのみこと)を祀る。向拝部は唐破風で避面・支輪等の彫刻は巧緻(こうち)で彩色も鮮やかで幕末の様式をよく示している。大工は弁蔵である。
 明治四十五年四月、村内耕地の無格社十七を合祀して一村一社とし社号を中山郷(山中領中山郷)に因み中山神社と改称した。
 もと魚尾字宮地にあり魚尾神社と称した。
 天明二(一七八二)年八月の豪雨で裏山が崩れ危険に瀕したので天明五(一七八五)年、当時の名主黒田金太夫は、私費を投じて、今の地に遷宮した。この地は宮という地名で四・五百年を経た杉の社木があり、お明神様と称して親しまれていた。
 社宝の鰐口(わにぐち)に、「七所権現応仁ニ(一四六八)年戊子十二月十三日上州高山鷹蔵大且那平伊豆丸とあり轡口に享保十九(一七三四)年寅七月山中領平原村土屋杢平、白井土屋熊次郎納とあり、銘に土屋山城守平高久之轡とある。
この社には武神として地域の尊崇が厚く戦勝の祈願をこめて廉島立した事であろう。
境内の西に隣接して産泰神社と天神様が鎮座している。
(三澤 義信 記)

Map

Add Reviews & Rate item

Your rating for this listing :

Help Us to Improve :

Nearby Places :