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伊勢神宮(いせじんぐう)は、三重県伊勢市にある神社。正式名称は地名の付かない「神宮」(じんぐう)。他の神宮と区別するため「伊勢の神宮」と呼ぶこともあり、親しみを込めて「お伊勢さん」「大神宮さん」とも称される。神社本庁の本宗(ほんそう)である。二十二社(上七社)の一社。また、神階が授与されたことのない神社の一社。古代においては宇佐神宮、中世においては石清水八幡宮と共に二所宗廟の1つとされた。明治時代から戦前までの近代社格制度においては、すべての神社の上に位置する神社として社格の対象外とされた。概要伊勢神宮には、太陽を神格化した天照坐皇大御神(天照大御神)を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮があり、一般に皇大神宮は内宮(ないくう)、豊受大神宮は外宮(げくう)と呼ばれる。内宮と外宮は離れているため、観光で内宮のみ参拝の人が多いが、まず外宮を参拝してから内宮に参拝するのが正しいとされている。広義には、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)を含めた、合計125の社宮を「神宮」と総称する。この場合、所在地は三重県内の4市2郡に分布する(後述)。伊勢神宮は皇室の氏神である天照坐皇大御神を祀るため、皇室・朝廷の権威との結びつきが強い。祭神主祭神は以下の2柱。 皇大神宮:内宮(ないくう) 天照坐皇大御神 (あまてらしますすめおおみかみ) - 一般には天照大御神として知られる 豊受大御神 (とようけのおおみかみ) 主祭神以外については、各宮の項目を参照。