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Description

茨木春日丘教会(いばらきかすがおかきょうかい)は、大阪府茨木市北春日丘にある、プロテスタント系の日本基督教団に所属する教会。1972年設立。現在の礼拝堂(教会堂)の別名は光の教会。一般にはこちらの名前で呼ばれることが多い。竣工は礼拝堂が1989年、併設の教会ホール(愛称・日曜学校)が1999年。設計は1996年に国際教会建築賞を受賞することになる安藤忠雄による。牧師は1972年から2012年までが軽込昇。2012年4月より、大石健一。安藤建築としてのあゆみ・特徴茨木市の閑静な住宅街の中に位置する。1972年に当教会堂が設立された当初に建設された、最初の木造モルタル塗りの一般住宅風の簡素な教会堂は、現在教会ホール(愛称・日曜学校)が建てられている場所にあった。「新会堂」と呼ばれた現礼拝堂(光の教会)竣工後も「教会学校」等の用途のため保存されていた。建物は安藤忠雄の建築によく見られる打放しコンクリート。礼拝堂の祭壇の後ろに当教会堂を特徴づける十字架状のスリット窓が壁面いっぱいに設置されており、この「光の十字架」以外に室内に十字架は無い。信者が聖書の世界をイメージするのを助けるために聖画像(聖母子像・天使像など)を装飾として多用するカトリック教会やイコンを用いる正教会の立場と異なり、それらが偶像崇拝に誤用される危険があり像や絵画を教会に置かないとする立場のプロテスタントの教会堂建築らしく、簡素な堂内である(道路に面した外壁には「風の教会」に見られるようなRCフレーム製の十字架が取り付けられている)。床や椅子は木造であるが、工事用の足場板を流用している。木は暗い色に塗られており、「光」を強調するのに役立っているが、冬場は防寒のために足元に明るい色の電熱シートが敷かれる為に印象が変わる。通常、教会堂建築は祭壇は最も高いところにある例が多いが、当教会の礼拝堂は音楽ホールや大学の教室のように信者席が階段状になっており、一番下に祭壇がある。壁面いっぱいのスリット窓は構造上・施工上の困難が多かったという。15度の角度で斜めに室内に貫入する壁を持っているが、これは同時期の安藤忠雄設計の兵庫県立こどもの館や姫路文学館等にも似た特徴が見られる。

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